仮想通貨を安全に保管するならウォレットの「Ginco」を使うべし?
2017年の下半期頃から大きな盛り上がりを見せている「仮想通貨」ですが、
「Coincheckのことがあったし、流出とか怖いな…」
「取引所や販売所に仮想通貨を置きっぱなしなんだけど、少し不安…」
という方もいらっしゃるでしょう。
事実、海外の仮想通貨取引所では仮想通貨の流出は発生しており、今後日本でもCoincheck同様の事件が起きても不思議ではありません。
仮想通貨をbitFlyerなどの取引所や販売所に保管しておくのは、かなり危険な行為だと言えます。
では、どこに保管すればいいのでしょうか?
「仮想通貨なんて実態があるわけじゃないんだから、家では保管できないし…」
そこで活躍するのが「ウォレット」です。
仮想通貨のウォレットとは、仮想通貨を使用するのに必要な「秘密鍵」「公開鍵」「仮想通貨アドレス」を管理するための財布のようなものです。
この3つさえきちんと保管しておけば、まず仮想通貨が流出することはありません。
しかし、仮想通貨のウォレットと一口に言っても多くの種類が存在しており、どれを選べば良いか分からない方もいらっしゃるでしょう。
この記事では、数多くあるウォレットの中から「Ginco」というウォレットを紹介します。
「Gincoは他のウォレットとどう違うの?」
「Gincoを使いたいけど、登録方法や使い方はどうなってるの?」
といった疑問をこの記事ではガンガン解決していきます!
仮想通貨ウォレット「Ginco」の特徴とは?
仮想通貨ウォレットアプリ「Ginco」は、2017年12月21日に設立された株式会社Gincoによって運用されています。
[table id=58 /]対応通貨としては
- イーサリアム(ETH)
- ビットコイン(BTC)
- ビットコインキャッシュ(BCH)
- ライトコイン(LTC)
- オーガー(REP)
- ディジックスダオ(DGD)
- トロン(TRX)
- オミセゴー(OMG)
- ゼロエックス(ZRX)
- イオス(EOS)
- カイバーネットワーク(KNC)
- ジリカ(ZIL)
- ステータス(SNT)
- ディセントラランド(MANA)
の14種類となっています。
Gincoの特徴としては
- 高水準のセキュリティ
- 説明書不要の簡単な操作性
の2つが挙げられます。
特徴1:高水準のセキュリティ
Gincoは無料のアプリをダウンロード&インストールするだけで利用出来る手軽な「モバイルウォレット」です。
仮想通貨のウォレットは全部で4種類あります。
1:ハードウォレット
仮想通貨の保管専用の端末のことです。
インターネットに繋がっていないコールドウォレットなので、物理的に端末を紛失したり、盗難に遭ったりしない限りは仮想通貨を失うリスクのない安全性の高いウォレットです。
反面、送金や決済時の利便性は低くなるので多額の仮想通貨の長期保管に向いています。
端末価格が8,000円~3万円程度することと、初心者にはやや使い方が難しいことがデメリットです。
2:ウェブウォレット(取引所含む)
ウォレット運営会社や仮想通貨取引所が提供しているウォレットです。
自身で管理しなくても良いので手軽で簡単ですが、常にハッキングによる盗難や取引所の破綻等のリスクに晒されています。
3:デスクトップウォレット
PCのハードディスクに保管しておくウォレットです。
インターネットに接続していないPCであればハードウォレットと同程度の安全性が担保できますが、インターネット接続しているとウイルス感染やハッキングによる盗難リスクが存在します。
4:モバイルウォレット
スマホアプリのウォレットです。
導入や使い方も簡単で、入出金や決済時の利便性も高くなっています。
反面、スマホの紛失・盗難・故障やハッキングといったリスクに晒されています。
セキュリティ①:クライアント型ウォレット
「え、Gincoもモバイルウォレットならハッキングとかのリスクがあるじゃん…」
と思った方、安心してください。
Gincoは、「クライアント型ウォレット」を採用しています。
クライアント型ウォレットとは、ユーザー一人ひとりに割り当てられる資産の認証コードである秘密鍵を、開発会社のサーバ内にて集中的に保存せずにユーザー自身のスマホでのみ管理するタイプのウォレットのことです。
つまり、資産を完全にコントロールする権利である秘密鍵をウォレットの開発会社でなく、ユーザー自身の手元で管理することが出来ます。
そのため、秘密鍵はユーザーの端末内で生成され、Ginco社への送信は一切行われておりません。
従来の取引所では、秘密鍵を提供者が一元管理している、もしくはユーザーそれぞれに対して秘密鍵が割り当てられていないことがあります。
こうした事態によって、2014年のMTGOX社・2017年のCoincheck社のようなユーザーの資産が流出してしまう事件が起きるのです。
しかし、Gincoではクライアント型ウォレットを採用することで、外部からのハッキング等によって資産を失うリスクが低くなっており、ユーザーは仮想通貨を安全に管理することが出来ます。
また、クライアント型ウォレットではユーザー同士で直接送金を行うことが出来るため、取引所等から送金を行うよりもスムーズかつ安全に行うことが出来ることも大きな特徴です。
セキュリティ②:HDウォレット
「モバイルウォレットだし、スマホ失くしたりしたら終わりなんでしょ…」
という方、そんなことはありません。
Gincoでは、HDウォレットという仕組みを採用しています。
このシステムによって、ユーザーは「バックアップキー」と呼ばれる12個の単語を保存するだけで、複数の仮想通貨の秘密鍵を一括で管理することが出来ます。
バックアップキーさえ安全なオフラインの場所に保存しておけば、ユーザーの資産が不測の事態で失われることはありません。
- スマホの紛失
- スマホの故障
- スマホの乗り換え
といった場合でも、保存しておいたバックアップキーを別のデバイスに入力することで、いつでもユーザーの資産を復元することが可能です。
セキュリティ③:通信に関するセキュリティ
Gincoのアプリでは、サーバとの全ての通信時にSSL/TLSで暗号化しています。
SSL/TLSとは、ユーザーのアプリから発するネットワーク通信に高度な暗号化を施すことで、クレジットカード情報や暗証番号などを安全に送受信する技術です。
加えて、Gincoのサーバは従来のメールアドレス・パスワード等を使った認証方式ではなく、ブロックチェーンに使われている仕組みを応用した独自の認証方式を使用しています。
こうして、外部からの不正なアクセスを遮断しているのです。
特徴2:説明書不要の簡単な操作性
「仮想通貨ウォレットなんてきっと難しくて、使い方分かりづらいんじゃない…?」
という方は多いと思います。
しかし、Gincoは「シンプルさを追求したインターフェイス」を実現しています。
とっつきにくい仮想通貨の管理をシンプルな日本語UIでサポートしており、入金から送金まで全てにおいてストレスのない体験を提供してくれます。
面倒な印鑑や通帳いらずで1分以内に口座を開設することが可能であり、手持ちの仮想通貨を即座に低い手数料で送金できます。
また、仮想通貨の紛失の大きな原因の一つに以下のような「ヒューマンエラー」が挙げられます。
- 仮想通貨の宛先アドレスを間違う
- 「バックアップキー」を紛失する
- 「バックアップキー」のメモをし忘れる
こうした誤操作の原因としては、UIの複雑さに問題がある場合が多いです。
Gincoは、明快なインターフェイスを作りこみ、適切なタイミングでフィードバックを送ることでUIを原因とする資産の紛失を防いでいます。
仮想通貨ウォレット「Ginco」を実際にインストールして使ってみよう!
ここまでで、仮想通貨ウォレットGincoがどういったサービスかは理解していただけたかと思います。
しかし
「使いたいけど、入手方法がよく分かんない…」
「使い方とかを解説してもらってからの方が安心して使えるなぁ…」
という方も多いと思います。
そこで、ここからはGincoを実際にインストールして、使い方を見ていきましょう。
是非、アプリをダウンロードしながら一緒にご覧ください!
「Ginco – 仮想通貨ウォレット」のアプリインストールはコチラから!
(2018年6月末現在、GincoはiOS版のアプリのみ配信されており、Android版は近日リリース予定となっています。)
STEP1:まずは、インストール&基本情報登録
まずは、AppStoreから「Gincoー仮想通貨ウォレット」をダウンロードします。
ダウンロードしたら、アプリを開いて「今すぐ始める」をタップします。
次に、ユーザー名を入力します。
この際、日本語でも英数字でも構いませんし、後からの変更も可能です。
そして、数字6桁の暗証番号を設定します。
銀行口座の暗証番号を設定するようなものですから、覚えやすく他人に類推されにくい番号にすることをオススメします。
確認として、もう一度設定した暗証番号を入力します。
最後に、利用規約に同意することを示すチェックを入れ、「Gincoを始める」をタップしてください。
これにて、登録完了です。
STEP2:バックアップの設定
さて、登録が終わったら
「すぐに仮想通貨をGincoに送付するぞ!」
と意気込む前に、まずバックアップの設定を行いましょう。
バックアップ設定は、スマホの紛失・故障・機種変更といった有事の際にアプリ内の資産を復元させるためのものです。
逆に言えば、バックアップ設定をしていない場合、紛失・盗難・故障・機種変更によってアプリにアクセスできなくなってもウォレットを復元させることが出来ません。
バックアップ設定は、上述している「バックアップキー」と呼ばれる12個の単語をメモして保存することで行います。
まずは、ホーム画面右上の人物アイコンをタップします。
次に、セキュリティ設定をタップしてください。
「バックアップを実行」をタップしてください。
バックアップについての説明が表示されるので、「次へ」をタップしてください。
「バックアップキーは紙とペンで記録してください」という旨の注意書きが表示されます。
用意したら、「バックアップキーを表示」をタップしてください。
すると、バックアップキーが表示されます。
上述した通り、バックアップキーは12個の単語で構成されており、1~12までの番号が振られています。
単語と番号を紙に書き写して、その紙を失くさないように保管してください。
記録が終わったら、「次へ」をタップしてください。
ちなみに、バックアップキーが表示されている画面でスマホのスクリーンショットを撮ると以下のような警告画面が出ます。
スクリーンショット自体は可能ですが、セキュリティのためにもやはり紙とペンを使ってメモを取るようにしましょう。
「次へ」をタップすると、バックアップキーである12個の単語を記録した順番通りに入力することが求められます。
先ほど書き写した紙を見ながら、正しい順番で入力してください。
12個全て正しい順番・単語で入力できたら、「次へ」をタップしてください。
これにて、バックアップ設定が完了です。
バックアップキーをメモした紙は、通帳や印鑑と同じくらい大事に保管しておきましょう。
起動時に暗証番号入力&Touch IDを要求する設定を行う
Gincoのセキュリティ性能をさらに上げたい方にオススメなのが
- 起動時の暗証番号要求設定
- 起動時のTouch ID要求設定
の2つです。
アプリ起動時に暗証番号とTouch IDが要求される設定にしておけば、スマホの紛失時や置忘れ時に仮想通貨を第三者に勝手に引き出されるリスクを低減することができます。
暗証番号・Touch IDの設定方法としては
まずは、ホーム画面右上の人物アイコンをタップします。
次に、「セキュリティ設定」をタップします。
「起動時に暗証番号を要求する」をタップします。
6桁の暗証番号を設定すれば、暗証番号の設定は完了です。
次に、「Touch IDの利用を許可する」をタップします。
先ほど設定した暗証番号を入力すれば、Touch IDの設定も完了となります。
確認としては、以下の画像のように「起動時に暗証番号を要求する」「Touch IDの利用を許可する」の両方がONになっているかを見てください。
STEP3:実際にGincoを使ってみよう!
ここまでで、Gincoを利用するまでに必要な設定や登録は全て終了となります。
では、最後にGincoの使い方を大まかに見ていきましょう。
Gincoへの入金方法
Gincoに仮想通貨を入金する際には、入金したい仮想通貨銘柄の「受け取る」をタップします(画像はビットコイン)。
すると、ウォレットアドレスが表示されます。
このアドレスを用いて自分の取引所から送金したり、相手に送金してもらったりします。
また、「QRコードを共有」をタップすると、メールやTwitter、LINEなど色々な方法で共有することが出来ます。
Gincoからの送金方法
Gincoから仮想通貨を出金する際には、出金したい仮想通貨銘柄の「送金する」をタップします(画像はビットコイン)。
すると、カメラが起動しますのでQRコードをスキャンできます。
また、「写真から選択」をタップすればスマホに保存している写真からQRコードを選択することも出来ます。
「アドレスの貼り付け」は、コピーしてきたアドレスを自動で送金先に反映してくれます。
「入力画面を開く」は手動での入力・ペーストが可能です。
仮想通貨ウォレット「Ginco」の口コミ
最後に、ネットに書き込まれているGincoの口コミを紹介します。
ただのウォレットアプリなら他のアプリがあるので使いませんが、日本語で使えシンプルで見やすいし、シンプルによってセルフGOXを防げ将来的にDEX取引所化するらしいので期待している!
取引所のハッキングやコールドウォレットの中間者攻撃などもうどれを信じればいいか分からない仮想通貨ウォレット。 秘密キーがアプリ内生成で保持できるので一定の信頼が置ける。
でもスマホなのでネットワーク常時繋がってるのでセキュリティが高めのiPhoneでも不安はある。使わなくなったiPhoneをウォレットにして使う時にネットワークに繋げばコールドウォレット的に使えるのでアリだと思います。
2016年から仮想通貨の投資をしています。
何度かウォレットを導入しようとしたのですが、毎回挫折し取引所で保管をしていました。
戸惑う操作や難しい用語がなくてとても使いやすいです。
しばらく使ってみようと思います。
今はイーサリアムのみの対応だが、順次ほかの通貨にも対応して行くということで、楽しみです。
UIは非常に綺麗だし、日本発のウォレットということもあり、広がりに期待できそう。
まとめ:Gincoは今後期待できる仮想通貨ウォレットの一つ!
いかがでしたでしょうか?
2018年4月に正式版がリリースされたGincoですが、5月から6月にかけてビットコインだけでなくビットコインキャッシュ・ライトコイン・モナコインの3つの仮想通貨を管理できるようになっています。
さらに、2018年の7月からは分散型取引所が搭載され、DAppsプラットフォームとAndroid版アプリGincoから様々なブロックチェーンゲームやアプリケーションを利用できるようになる予定です。
2019年内には、リップルやネオ、リスクなどの主要通貨の取り扱いが開始され、法定通貨からの入金にも対応する予定です。
ますます進化していく仮想通貨ウォレット「Ginco」を是非、仮想通貨生活で利用してみてはいかがでしょうか?
コメント