コインチェックは、コインチェック株式会社が運営している暗号資産取引所です。コインチェックの提供は、2014年8月から始まりました。
仮想通貨に限らず、投資には「手数料」というものが存在します。
手数料のことを知らないと、不要なコストを支払ってしまうことにもつながります。
そこで、今回はコインチェックの手数料について詳しく解説していきます。
初めて仮想通貨取引を始めてみたい人にもおすすめの取引所なので、この記事をぜひ参考にしてください。
Coincheck(コインチェック)とはどんな暗号資産取引所?
コインチェックは、コインチェック株式会社が運営している暗号資産取引所です。コインチェックの提供は、2014年8月から始まりました。
Coincheckは独自に運営している取引所のイメージを持つ方も多いかもしれませんが、実はコインチェックの親会社はマネックスグループです。
マネックスグループは証券会社を運営し、蓄積したセキュリティなどの技術がCoincheckにも活かされています。
顧客の登録情報に関して、コンプライアンス部門で徹底管理されていて、預かり資産においてもインターネットと接続されていないオフライン下のコールドウォレットにて管理されています。
コインチェックでは暗号資産の取引以外にも、貸暗号資産サービスやビットコインの決済サービス、暗号資産積立サービスなどが利用できます。
国から信頼できる暗号資産取引サービスであると認められているので安心して始められます。
取引手数料が一切かからないほか、日本円の入金も銀行からは無料です。初めて暗号資産(仮想通貨)を買う人でも、余分な出費がかかりません。
注文画面も見やすく、初めて暗号資産(仮想通貨)を買う人にとってわかりやすいつくりとなっています。
まずはCoincheckで暗号資産(仮想通貨)取引の雰囲気に慣れるのもよいでしょう。
取扱通貨数(販売所) | 18通貨 (BTC,ETH,ETC,LSK,XRP,XEM,LTC,BCH,MONA,XLM,QTUM,BAT,IOST,ENJ,OMG,SAND) |
---|---|
取扱通貨数(取引所) | 4通貨 (BTC,ETC,MONA,PLT) |
最低取引数量(BTC) | 500円(0.001BTC以上)(販売所) 500円以上かつ0.005BTC以上(取引所) |
取引手数料(販売所) | 無料 |
取引手数料(取引所) | 無料 |
送金手数料 | 変動手数料制 |
入金手数料 | 銀行振込:無料 |
出金手数料 | 407円 |
レバレッジ取引 | – |
Coincheck(コインチェック)の手数料
コインチェックを利用していて発生する手数料は以下の通りです。
- 取引手数料:取引所は無料。販売所は手数料相当額が0.1%から5.0%
- 入金手数料:銀行振込は無料。クイック入金とコンビニ入金は700円以上
- 出金手数料:一律407円
- 暗号資産入金手数料:無料
- 暗号資産送金手数料:暗号資産の種類によって送金手数料が異なる
- コインチェックつみたて手数料:手数料相当額は0.1〜4.0%
取引手数料
取引手数料は、下記の2種類に分けられます。
- ユーザー同士の取引:取引所
- コインチェックとユーザーの取引:販売所
取引の成立に応じてかかる手数料のことを、取引手数料と言います。
一般的には購入手数料と売却手数料のことを取引手数料と言いますが、コインチェックでは無料で取引可能です。
Taker手数料 | 0.000% |
---|---|
Maker手数料 | 0.000% |
これから仮想通貨の取引を始めたい場合、慣れてくるまでに購入と売却を繰り返すことになるでしょう。
他のサービスでは、取引手数料が0.05%に設定されていることがほとんどです。
取引通貨に対するパーセンテージなので、そこまで大きな手数料にみえないかもしれませんが、無料で取引できるに越したことはありません。
そういった意味でも、コインチェックは初心者におすすめできる取引所だと言えるでしょう。
ただし販売所に関しても無料で取引可能ですが、スプレッドというものが存在します。
入金手数料
コインチェックで仮想通貨を購入するためにも、口座に日本円を入金する必要があります。
その入金時にかかる手数料のことを、入金手数料と言います。入金方法は以下の3種類。
- 銀行振込
- クイック入金
- コンビニ入金
クイック入金とはネットバンキングやATMから入金する方法で、コンビニ入金とはレジから入金する方法です。
上記二つの入金方法のメリットは、24時間いつでも即座にコインチェックの口座に入金処理できる点です。
入金したらすぐに処理されるたので、すぐに取引を開始したい場合にとても便利です。
銀行振込(日本円) | 無料 ※振込手数料は各自が負担 |
---|---|
クイック入金:3万円未満 | 770円 |
クイック入金:3万円以上50万円未満 | 1,018円 |
クイック入金:50万円以上 | 入金金額×0.11%+495円 |
コンビニ入金:3万円未満 | 770円 |
コンビニ入金:3万円以上30万円以下 | 1,018円 |
銀行振込であれば入金手数料は必要ありません。
クイック入金やコンビニ入金を何度も繰り返すと、手数料がかかってしまいます。不要な手数料を減らすためにも、銀行振込の利用がおすすめです。
ただし、振込手数料は各自の負担となるので注意です。
なお銀行によっては、月数回まで振込手数料が無料に設定されていることもあります。
お得に仮想通貨の取引を楽しむためにも、お使いの銀行の振込手数料を確認してみましょう。
出金手数料
コインチェックで利益が発生し、口座に日本円を出金する時にかかる手数料のことを、出金手数料といいます
このときかかる手数料は一律407円です。
また、一回あたりの出金上限金額は5,000万円に設定されています。
暗号資産入金手数料
暗号資産入金手数料とは、暗号資産取引所のウォレットや口座から移動するタイミングでかかる手数料のことを言います。
コインチェックでは、暗号資産入金手数料は無料となっています。
暗号資産送金手数料
暗号資産送金手数料とは、コインチェックの口座からウォレットや他の取引所に送金するタイミングでかかる手数料のことです。
コインチェックユーザー同士の場合、送金手数料はかかりません。ただし、仮想通貨の種類によって送金手数料が異なる点に注意が必要です。
コインチェックでは、一部に「変動型送金手数料」が導入されているので注意しましょう。
そのためBTC、ETH、ERC20は変動型送金手数料が発生するので、送金前に手数料がどのくらいになるのか必ず事前に確認しましょう。
各仮想通貨ごとの送金手数料は以下の通りです。
BTC | 0.0005 BTC |
---|---|
ETH | 0.005 ETH |
ETC | 0.01 ETC |
LSK | 0.1 LSK |
XRP | 0.15 XRP |
XEM | 0.5 XEM |
LTC | 0.001 LTC |
BCH | 0.001 BCH |
MONA | 0.001 MONA |
XLM | 0.01 XLM |
QTUM | 0.01 QTUM |
BAT | 63.0 BAT |
IOST | 1.0 IOST |
ENJ | 30.0 ENJ |
OMG | 5.0 OMG |
PLT | 72.0 PLT |
XYM | 1.0 XYM |
コインチェックつみたて手数料
コインチェックには、「コインチェックつみたて」という一定額を毎月自動で積み立てられるサービスがあります。
- 積み立てを開始できる金額は1万円~
- 長期で安定した取引をねらえる
- 入金・購入も自動
毎月1万円から積み立てをスタートできるため、始めやすいというメリットがあります。
また、長期で安定した取引ができるのもコインチェックつみたての特徴です。そして自動で購入してくれるため手間もかかりません。
コインチェックつみたてにかかる手数料は、下記の通りです。
口座振替手数料 | 無料 |
---|---|
サービス利用手数料 | 無料 |
手数料相当額 | 0.1〜4.0% |
Coincheck(コインチェック)の手数料の計算方法
やみくもに手数料を支払ってしまうと、手元に残るお金が少なくなってしまいます。
取引で得た利益を失わないためにも手数料の計算方法を確認してみましょう。
取引の手数料自体は無料に設定されています。
しかし、スプレッドが0.1%から5.0%ほどかかる点に注意しましょう。
取引する金額に対しての0.1%から5.0%がスプレッドとなるため、取引金額が大きいほど手数料がかかります。
手数料の計算方法
インチェックで仮想通貨を購入するためには、コインチェックの口座に日本円を入金しておく必要があります。
なおここでかかる入金手数料は、実際に入金した金額から引かれることになります。
そのため、手数料がいくらかかるのか確認した上で入金額を決定するようにしましょう。
【クイック入金で25,000円を入金した場合】
3万円以下のクイック入金にかかる手数料は770円。
25,000円−770円=24,230円
24,230円がコインチェックの口座に入金される
【コンビニ入金で50,000円を入金した場合】
3万円以上30万円以下のコンビニ入金にかかる手数料は1,018円。
50,000円−1,018円=48,982円
48,982円がコインチェックの口座に入金される
出金手数料に関する計算方法
コインチェックで利益が確定したタイミングで、出金することもあるでしょう。
この場合かかる出金手数料は、一律で407円となります。
確定した利益によっては、手数料を安く感じられるでしょう。
しかし、短い期間で何度も出金を繰り返すと、手数料も膨れ上がります。
なるべく一度に出金するなど、回数を減らすことが重要です。
Coincheck(コインチェック)のスプレッドは広すぎる?
仮想通貨で発生するスプレッドとは
スプレッドとは、売り手と買い手で発生する金額の差額のことを言います。スプレッドは、販売所や仮想通貨の銘柄によっても大きく違ってきます。
そのため、売買するタイミングでスプレッドを確認しておく必要があります。
仮想通貨のスプレッドが広いと儲かりにくい
スプレッドが広いと儲からないのではないか?と思う人もいるでしょう。結論からいうと、スプレッドは狭ければ狭い方が良いです。
スプレッドが大きければ大きいほど待つ時間が発生する可能性があるため、幅は狭いに越したことはありません。
スプレッドが変動するタイミング
スプレッドは常に変動するのが前提です。
そして変動するタイミングとしては、下記のタイミングが挙げられます。
- 頻繁に売買が行われていないタイミング
- 価格が大きく変動したタイミング
頻繁に売買が行われていないタイミング
一般的に売買が頻繁に行われているタイミングでは、スプレッドが安定していると考えられます。
その反対に、売買があまり行われていないタイミングではスプレッドが安定せず、幅が広がりやすくなります。
この要領で、あまり取引されていない通貨に関してもスプレッドが広がっている傾向と考えられます。
そのため、頻繁に取引されている通貨を選ぶのもポイントです。
価格が大きく変動したタイミング
価格が大きく変動したタイミングでもスプレッドが広がる傾向が見られます。
そのため価格が上下に大きく変動したタイミングでは、注意が必要でしょう。
無理に価格が大きく変動したタイミングで売買せず、落ち着いてから取引するのもおすすめ。
スプレッドは広いが取引手数料は無料
コインチェックのスプレッドは広いと一般的にいわれています。ですが相場などによっても異なるため一概に広いと言えるわけではありません。
広いと言われるコインチェックのスプレッドですが、取引手数料は0円です。
なお他の取引所は無料に設定されていないこともあるため、一概に損をするとはいえません。
Coincheck(コインチェック)で手数料を抑えるポイント
コインチェックで発生する手数料を少しでも抑える方法は以下の3つです。
- 出金する回数を減らす
- 日本円の入金には銀行振込を利用する
- 販売所での取引回数を減らす
出金する回数を減らす
出金時にかかる手数料は、一律407円です。
何度も出金を繰り返すよりも、一度にまとめた方が手数料を抑えられます。
それぞれ利益がいくらになったら出金するなど、ルールを制定しておけば無駄な手数料を省けるでしょう。
日本円の入金には銀行振込を利用する
入金手数料がかからないのは、銀行振込を利用した場合のみです。
クイック入金やコンビニ入金は便利ですが、手数料が発生します。
そのため、日本円を入金する場合は銀行振込を利用しましょう。
もしどうしてもすぐに入金処理してほしい場合は、24時間利用可能なクイック入金やコンビニ入金を利用しても構いません。
しかし、何度も利用するとその都度770円以上の手数料がかかります。
手数料を抑えるためにも、クイック入金もしくはコンビニ入金を利用する際は普段よりも大きな金額を入金するなど、繰り返し入金しなくて済むように工夫することがポイントです。
販売所での取引回数を減らす
販売所で売買取引を減らすことで、手数料を抑えられます。
たとえ取引手数料が無料だったとしてもスプレッドを考えなくてはなりません。
Coincheck(コインチェック)のメリット
取扱通貨数が21種類あるのでチャンスが多い
暗号資産取引を成功させるためには、どれだけ多くのチャンスに立ち会えるかが重要です。
そして、チャンスを増やすための簡単な方法が、多くの暗号資産に投資することです。
コインチェックの取扱銘柄 | ||
---|---|---|
販売所 | ・ビットコイン (BTC) ・イーサリアム (ETH) ・イーサリアムクラシック (ETC) ・リスク (LSK) ・リップル (XRP) ・ネム (XEM) ・ライトコイン (LTC) ・ビットコインキャッシュ (BCH) ・モナコイン (MONA) ・ステラルーメン (XLM) ・クアンタム (QTUM) ・ベーシックアテンショントークン (BAT) ・アイオーエスティー (IOST) ・エンジンコイン (ENJ) ・オーエムジー (OMG) |
|
取引所 | ・ビットコイン (BTC) ・イーサリアムクラシック (ETC) ・モナコイン (MONA) ・パレットトークン (PLT) |
出典:Coincheck
しかし、売買のたびに取引所を変えるのは手間が大きい上、資産が分散するのでおすすめではありません。
また、暗号資産取引ではチャンスを逃さないスピードが重要です。
使っている取引所で扱っていない暗号資産に変動があったとき、他の取引所に口座開設していたのでは機会を逸してしまうかもしれません。
コインチェックは取扱通貨数が21種類あります。1つの取引所で多くの暗号資産を取り扱っているので、相場変動に立ち会える可能性が高く、適切なタイミングでの取引がしやすいです。
500円からビットコインの購入が可能
コインチェックでは500円からビットコインを購入できます。
これまで仮想通貨に興味があっても、いきなり多額の資金を投資することに抵抗を感じていた方もいるでしょう。
しかしコインチェックならワンコインで投資を開始できます。
分散投資がしやすいのでリスクが軽減できる
暗号資産取引では相場の変動が急激に起きる場合があります。特に1つの銘柄だけに集中する投資方法は、大きなリスクを抱えます。
リスクを避けるためには、複数の暗号資産に投資を分散させるとよいでしょう。コインチェックは取扱銘柄数の多い取引所です。
コインチェックを使うだけで複数の銘柄に分散投資ができるので、リスクの軽減が簡単にできます。
安定した売買ができる
コインチェックは国内取引量が多い取引所です。暗号資産取引の現場では、取引量が多い取引所は一般的にリスクの軽減につながると考えられています。
なぜなら、取引量が多ければ約定が早くなるからです。取引量の多い取引所では、希望する価格で売買の相手が見つかりやすいです。
その結果、売値と買値の価格差が小さくなり、取引が安定します。
安定している取引所は多くの投資家を集め、さらに有利な投資環境へと成長します。
アルトコインが日本円で買える
暗号資産取引では購入したい通貨が、日本円で買えるとは限りません。
多くの取引所では、アルトコインを購入する際にはビットコインで決済する必要があります。
ビットコインを介する売買では、ビットコインの交換手数料が必要になるだけでなく、アルトコインを手に入るまで時間がかかります。
暗号資産取引ではスピードが大切です。時間がかかってしまうと、相場が変化してしまい予定していた利益を失うかもしれないからです。
さらに、ビットコインの相場を考慮してアルトコインを購入しなければならないのは、非常に手間がかかります。
コインチェックでは、アルトコインを日本円で購入可能です。ビットコインを介さないので、交換手数料もなく購入までのスピードもとても早いです。
ビットコイン相場で悩む必要もありません。
電気料金支払いでビットコインがもらえる「Coincheckでんき」
コインチェックは暗号資産取引以外のサービスを複数展開しています。その1つが「Coincheckでんき」です。「Coincheckでんき」は2つのプランからサービスを選べます。
1つは、毎月の電気料金に応じて1%から7%のビットコインがもらえるプラン、もう1つはビットコインを毎月の電気利用料金の支払いにあてて電気料金を1%から7%割り引くプランです。
サービスはどちらか一方のみの選択となります。利用するにはコインチェックが提携する電力会社との契約が必要です。
コインチェックガス
コインチェックガスとは、コインチェックでんきと同様のサービスで、ガス料金の支払いをビットコイン(BTC)もしくは現金で支払うことでサービスを受けられます。
還元率は支払い料金の3%です。
「貸仮想通貨サービス」で保有する暗号資産を運用
保有している暗号資産を自分で運用せずに増やせるサービスがコインチェックにはあります。
「貸仮想通貨サービス」を利用すればコインチェックに仮想通貨を貸し出して利益を得ることができます。利率は最大年5%です。
このサービスでは、ユーザーとコインチェックとの間で、期間を決めた消費貸借契約を結びます。貸出期間は、14日間・30日間・90日間・360日間の4種類です。
このサービスは運用の手間が省けるため、暗号資産取引が苦手な人や、暗号資産を長期保有したいユーザーに人気があります。
このサービスを利用するには、貸仮想通貨用のアカウントを作成しなければなりません。
なお、コインチェックの口座を持っていれば手続きは不要です。申し込むだけでアカウントが作成できます。
コインチェックは母体が大きく信頼性がある
暗号資産をどこで取引するかを選ぶ際には、取引所の信頼性で判断することも大切です。
コインチェックは「マネックスグループ株式会社」傘下の取引所です。「マネックスグループ株式会社」は東証一部上場企業であるだけでなく、国内大手の証券会社「マネックス証券株式会社」をグループ会社として保有していることでも知られています。
「マネックスグループ株式会社」には、金融業で培われたノウハウと万全のセキュリティ体制を構築する知識があります。
コインチェックはそのような会社の支援が受けられる会社なので、信頼性や安全性が高いといえるでしょう。
スマートフォン用のアプリが展開されている
コインチェックはスマートフォン用のアプリを展開しているため、いつでもどこでも取引を確認できます。
- 通知機能をオンにする
- チャートの閲覧
- 売買
- 資産状況の確認
- 入出金
- ウィジェット機能
このように、基本的にはスマートフォン用アプリから一連の操作が可能です。
通知設定をオンにしておけば、リアルタイムで通過の動きを確認できるでしょう。
パソコンを持ち歩かない方は、必ずスマートフォン用のアプリをダウンロードしておくことをおすすめします。
自動積立機能がある
先ほどお伝えしたように、「コインチェックつみたて」という自動で積み立てできるサービスがあります。
- 月イチつみたてプラン
- 毎日つみたてプラン
月イチつみたてプランは名前からもわかるように、月に一度積立できるプランです。
毎日つみたてプランは月イチつみたてプランと比較すると、リスクが少なく安定していると言われています。
リスクを取ってでも利益が多く出る可能性があるプランを選びたい場合は、月イチつみたてプランがおすすめです。
なお、この自動積立機能に関して、2018年10月から毎月1万円を積み立てていた場合、1年後には約1.8倍に増えたという試算もあります。
積み立て可能な通貨は、以下の16種類です。
どのタイミングで購入しようか迷いたくない方は、自動積立機能を利用されると良いでしょう。
Coincheckつみたてのやり方
Coincheckつみたては、アプリ・Webのどちらからでも利用可能です。今回はアプリからの方法で説明していきます。
Coincheckつみたての手順は、以下の通りです。
- 引き落とし口座を設定する
- プラン・金額の設定
- 設定完了
引き落とし口座を設定する
「アカウント」から「Coincheckつみたて」を選択します。ページ下部にある「口座の設定をする」をタップしてください。
次に、口座引落に設定する銀行口座の設定を行いますので、金融機関名を選択し、口座情報を入力してください。
口座情報の入力が完了したら、金融機関側のサイトで口座振替申込受付サービスの手続きを行ってください。
プラン・金額の設定
続いて、画面右上の「積立金額の変更」から、以下の順に設定を行います。
- 積み立てプランの選択
- 毎月の積み立て金額
- 積み立てする通貨
設定完了
全ての入力が完了したら、Coincheckつみたての設定は完了です。
Coincheck(コインチェック)のデメリット
スプレッド幅が広め
コインチェックは取引に関して手数料が発生しません。ですが、他の取引所と同じくスプレッドは発生します。
スプレッドとは暗号資産取引における、売値と買値の差のことです。
この差が大きいほどに暗号資産取引で利益を得ることが難しくなります。コインチェックの販売所はスプレッド幅が小さくありません。
販売所のスプレッドは、販売価格や売却価格に含まれており、一見しただけではわからないので注意が必要です。
暗号資産を流出させたことがある
2018年1月、コインチェックは利用者から預かっている暗号資産を、外部からの不正アクセスによって流出させました。
被害額は、5億2,300万XEM、当時のレートで約580億円です。ホットウォレットでの管理が主だったためクラッキングに対して脆弱だったことや、ネムのシステムにマルチシグ(複数署名)を用いていなかった背景に、不正アクセスが起きた原因であるといわれています。
安全性に疑問を挟む余地があることは、コインチェックを選ぶうえで大きなデメリットといえるでしょう。
しかし、コインチェックは2018年4月にマネックスグループ株式会社のグループ会社となり、セキュリティの強化や暗号資産管理の見直しがはかられています。
2019年1月の仮想通貨交換業登録以降は、強固なセキュリティを持った取引所として知られるようになりました。
なお、流出したネム(XEM)については、2018年3月にコインチェックからユーザーへと返金されています。
Coincheck(コインチェック)の始め方手順
会員登録
まずは、スマホアプリをダウンロードして、会員登録をしましょう。アプリの会員登録画面でメールアドレスを入力すると、会員登録用のURLが送られてくるので、画面にしたがって操作して登録を進めていきます。
なおメールアドレスは無料のフリーアドレスで全く問題ありません。
Facebookアカウントを持っているなら、「Facebookで10秒で登録」をクリックしてもOKです。
個人情報の入力作業をスキップでき、より短時間で登録できます。
正しいアドレスを入力していれば、コインチェックからメールが届いているはず。
メールに記載されているリンクをクリックし、本登録手続きに進みましょう。
もしメールが届いていない場合は、アドレスの入力間違いか、迷惑メールフォルダに振り分けられている可能性が考えられます。チェックしてみてください。
電話番号認証
送られてきたメールに添付されているリンクをクリックすると、下のような画面が表示されます。
緑のボタン「本人確認書類を提出する」をクリックして、次の操作に進みましょう。
個人情報の入力の前に、電話番号認証があります。番号をフォームに入力するとスマホにSMSが届くので、それに記載されている番号を下にあるフォームに入力します。
なお、1つの電話番号で複数の認証は行えません。
電話番号の認証が完了すると、次は個人情報の入力です。正しい内容を入力しましょう。
誤った内容を入力すると、コインチェック側の本人確認作業が遅れ、最悪入力のやり直しになる可能性があります。
本人確認書類の提出・アップロード
続けて、本人確認書類の提出、アップロードを行いましょう。
コインチェックでは「IDセルフィー」といって、本人が本人確認書類を持った写真が手続きに必要です。
本人確認書類は下記の中から1つ用意します。
- 運転免許証(表面/裏面)
- パスポート(顔写真欄/所持人記入欄)
- 個人番号カード(表面のみ)
- 住民基本台帳カード(表面/裏面)
- 運転経歴証明書(表面/裏面)
銀行口座は日本円の入出金を行う際に必要になります。
「カメラを起動する」をクリックすれば、自動的にパソコンの内蔵カメラが起動するので、それで自撮りすればOK。撮影後、「ファイルを選択する」から写真をアップロードしましょう。
パソコンにカメラがついていないなら、スマホで自撮りし、それをパソコンに送ってアップロードしましょう。メールに添付する方法が楽チンです。
同じように、本人確認書類も写真に撮り、アップロードします。
マイナンバーカード以外は、裏面の写真も必要になるので忘れないように!(パスポートの場合は顔写真のあるページと、住所が記載されているページ)これで本人確認は完了です。
二段階認証は必須
ホーム画面に戻り、「各種重要事項を確認する」をクリック。
セキュリティのことを考えて必ず設定することをおすすめします。そしてサイドバーから「設定」を選び、「二段階認証」をクリック。
二段階認証は、「Google Authenticator」という無料のスマホアプリを用いて行います。
iPhoneの人は「iOSアプリ」を、Androidの人は「Androidアプリ」をクリックし、それぞれアプリをダウンロードしてください。
Google Authenticatorのバーコードリーダーを使ってそれを読み取ると、6桁の番号が表示されるので、それを下のフォームに入力しましょう。これで二段階認証は完了です。
Coincheck(コインチェック)の入金方法
コインチェックでは次の3種類の入金が可能です。いずれの方法もスマホアプリ、サイトどちらでもできます。
- 銀行振込
- コンビニ入金
- クイック入金
各入金方法の手数料は次の通りです。
銀行振込 | 無料 |
---|---|
コンビニ入金 クイック入金 |
3万円未満:756円 3万円以上50万円未満:1,000円 50万円以上:金額×1.108%+486円 |
まず銀行振込を行うには、画面左側のメニューから「ウォレット」→「日本円の入金」を選択し「銀行振込」をクリックします。
振込先の口座が表示されるので、希望する金額を振り込むだけです。
振込の際に本人名義と自分のユーザーIDを必ず入力しなければ入金が反映されませんので注意が必要です。
ユーザーIDは振込先が表示されている画面から確認できます。
次にコンビニ入金の方法は、銀行振込と同じで、「日本円の入金」→「コンビニ入金」をクリックします。
なおコンビニ入金では1回あたり最大300,000円まで行えます。
画面に入金したい金額を入力して、利用するコンビニを選択後「お支払い情報を発行」をクリックします。
最後にクイック入金は1回あたり999,999円まで行える方法で、ATMもしくはネットバンキングから入金します。
銀行振込と同様の方法でクイック入金をクリックし、入金額を入力したら「お支払い情報を発行」を選択します。
クイック入金で入金したお金は入金日より7日間出金・送金・振替を行えません。
コインチェック(Coincheck)の送金・受取方法
コインチェックでは取引だけでなく、仮想通貨の送金や受取も行えます。
送金したい場合は、画面左側の項目から「コイン送金」をクリックします。
「送金先リストの編集」をクリックして「新規ラベル」と「新規宛先」を入力します。
新規宛先には受取用口座で発行したアドレスが必要です。
送金先リストにアドレスを登録したら、宛先と金額を入力して「送金する」をクリックします。
次にコインチェックで他の取引所から送金した仮想通貨を受け取る方法を解説します。
画面左側の項目から「コイン受取」をクリックして、受け取る通貨を選択し入金用アドレスを発行します。
発行したアドレスを送付元に貼り付けるか、QRコードを表示して読み取ることも可能です。
コインチェック(Coincheck)の取引方法
コインチェックには次の3種類の取引方法があります。
- 販売所の使い方
- 取引所の使い方
- スマホアプリの使い方
販売所の使い方
販売所で取引する方法は、まず画面左側の項目から販売所(購入)または販売所(売却)を選択します。
売買したい通貨を選択したら数量を入力してレートを確認したら「購入する」もしくは「売却する」をクリックするだけです。
取引手数料はかかりますが、いつでも好きなレートで購入できます。
取引所の使い方
取引所で取引する方法は、トップ画面に表示されている注文画面にレート・注文量を入力して「売り・買い」を選択して「注文する」をクリックします。
画面中央には板情報といってユーザーの取引履歴がリアルタイムで表示されています。
逆指値注文や成行注文を利用する場合は、画面左側の項目から「トレードビュー」を選択します。
トレードビューでは詳細なチャート機能を利用して取引を行えます。
スマホアプリの使い方
アプリのトップ画面にはチャートが表示されており、売買したい通貨を選択して「購入・売却」を選択し数量を入力して決済するだけで簡単です。
Coincheck(コインチェック)の利用をおすすめする人とは?
コインチェックは暗号資産に初めて触れる人にもわかりやすい取引所です。
直感的に操作できるよう配慮された取引画面や、シンプルな取引システムは、暗号資産取引になじみがない人でも簡単に取引を始められます。
もしコインチェックを始めてみようか分からない場合には、以下の項目を参考にしてください。
デイトレーダーには向いている
デイトレードは1回の取引で大きな利益を得るのは難しいため、取引を繰り返す必要があります。
多くの取引所では取引を繰り返すと、取引手数料によって利益が損なわれます。
しかしコインチェックでは取引手数料が無料です。特に板取引は、Taker手数料とMaker手数料の両方が無料なので、安心して取引ができます。
ただし、板取引での取扱銘柄はビットコイン(BTC)以外では、イーサリアムクラシック(ETC)、モナコイン(MONA)に限られています。
長期貯蓄をしたい人
コインチェックは分散投資による安定的な長期貯蓄に向いている取引所です。
取引に自信がない人でも、コインチェックに暗号資産を貸し付ける「貸仮想通貨サービス」を使えば安定した運用が可能です。
それだけでなく、コインチェックにはビットコインがたまる「Coincheckでんき」や「Coincheckガス」といったサービスがあるので、合わせて利用することで貯蓄効率が高まります。
コインチェック(Coincheck)の便利なサービス
コインチェックでは、通常の仮想通貨売買以外にも次のようなサービスを提供しています。
- コインチェックつみたて
- 貸仮想通貨サービス
- コインチェックでんき
- コインチェックガス
- リスク(LISK)ステーキング
- NFTマーケットプレイス
コインチェックつみたて
コインチェックつみたてとは、毎月定額で仮想通貨の積み立て投資を行えるサービスです。
一度設定しておけば、購入タイミングに悩むことなく自動的に買い付けができます。
そのため少額から積み立て可能で、入金から購入まで全て自動化できます。コインチェックに口座開設している方はだれでも利用できます。
貸仮想通貨サービス
貸仮想通貨サービスとは、保有している通貨を他のユーザーに貸し出すことで、期間満了後に利用料が報酬としてもらえるサービスです。
コインチェックで取り扱っている全通貨が対象となり、14日間・30日間・90日間・365日間から期間を選択できます。
短期投資で何度もチャートをチェックして売買を繰り返さなくても利益を出せる方法となっています。
NFTマーケットプレイス
NFTマーケットプレイスとは、ユーザー同士で仮想通貨とNFTを取引できるサービスです。
コインチェックに口座開設している人は誰でもNFTの出品・購入・保管が可能で、出品や購入にかかる手数料は無料です。
現在ゲーム内で使用するカードやアイテムなどがNFTとして売買されています。
貸暗号資産サービス(レンディング)の始め方
貸暗号資産サービス(レンディング)とは、保有している仮想通貨を貸し出すことで「貸借料」を得ることができるサービスです。
つまり、保有している仮想通貨を元に、利子というインカムゲインを得られる仕組みということです。
貸借料は貸し出した通貨と同一の通貨で受け取ることが可能です。ビットコインを貸し出した場合は、ビットコインで貸借料を受け取れます。
貸暗号資産サービスの基本情報
コインチェックの貸暗号資産サービスは、以下5種類から選択できます。
14日間 | 1.0% |
30日間 | 年率 2.0% |
90日間 | 年率 3.0% |
180日間 | 年率 4.0% |
360日間 | 年率 5.0% |
貸暗号資産サービスは、コインチェック販売所で取り扱う全ての通貨の中から選択できます。
ただし、通貨によっては受付していない期間があるので通貨を選択して確認することをおすすめします。
貸出数量の下限は1万円相当以上で、上限は設定されていません。
貸暗号資産サービスの始め方
貸暗号資産サービスを始めるには、「取引アカウント」に仮想通貨を保有している必要があります。
もし、仮想通貨を保有していない場合は、仮想通貨を購入するか、コインチェックのウォレットへ仮想通貨を送金してから、申請を行うようにしてください。
貸暗号資産サービスを始める手順は、以下の通りです。
アカウントを切り替えてに資金を振り替える
「アカウント」から「取引アカウント」をタップするとアカウントを切り替えることができます。「貸暗号資産アカウント」を選択して表示してください。
「貸暗号資産アカウント」に切り替えができたら、再度「アカウント」から「振替」を選択します。すると、振替ページが表示されますので、振り替える通貨を選択してください。
替ページが表示されましたら、「数量を入力」→「振替を実行するタップ」の順に進めます。
パソコンからの場合は、「アカウントの変更」→「コインを貸す」で進めます。
通貨を貸し出す
通貨の振替が完了したら「貸出ステータス」に振り替えた通貨が表示されているのを確認し、通貨をタップします。
すると、「貸出申請」のページが表示されたら「貸し出す金額」「期間」「自動貸出のON・OF」を選択し、内容に間違いがなければ「貸出する」をクリックもしくタップしましょう。
貸出完了
申請内容はコインチェック側で審査が行われ、承認されると貸し出しがスタートします。
なお貸出期間が終了すると、貸し出した通貨に貸借料が上乗せされて返却されます。
まとめ
コインチェックの手数料について解説していきました。コインチェックは、取引手数料が無料となっているのが大きな特徴です。
しかしその分スプレッド手数料はほかの取引所と比較して低いというわけではないので注意が必要です。
そのため、手数料を少しでもおさえるなら販売所での取引回数をできるだけ少なくすることで無駄なコストを支払わずにすみます。
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